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養生とは自分を大事にする作法

春の不調の真っ只中ですが、みなさまいかがおすごしですか?
とくにこのところは黄砂がめちゃめちゃ大量に飛んでいるみたいですね。
私、ずっと車を洗うタイミングを見計らっているんですが、伸ばし伸ばしになっていて、ずっと汚い車に乗ってます(爆)

黄砂のせいか花粉のせいかちょっと喉がイガイガカラカラしてます(涙)
ほんといやですよねぇ。
黄砂も花粉も。

特別なことより「普通」のこと

ここのところの私のテーマは「養生」なんです。

前にも漢方薬局に行った時の話を書いたと思うのですが、

首肩こりからくる頭痛をなんとかしたくて漢方薬局いってみた 12月半ばに入ってから、寒さが厳しくなったせいか肩こり首こりから頭痛が起こるようになってしまいました。肩こり頭痛は慢性的にあって、定期...

今日もその延長のお話です。

先日こんな本を買いました。

体を緩める。とか、エネルギーを貯める。っていうことを目的としていて
見つけた本なんですが

普通のことしか書いてないといえばそうとも言えるんだけど
読んでいて心がゆるまります。
(普通のことしか書いてないのに「そうなんだー」って思うこともいっぱいある)

まずこの本では
養生とは「自分を大事にする作法」ということが書かれています。

著者さんは自分も鍼灸の専門家として「ふだんどんな養生をされていますか?」なんてよく聞かれるけど、普通のことしかしていない。と言います。

特別なことより普通のこと。
本当に体にいいことほど、地味だといいます。

・睡眠時間をしっかりとる
・散歩をする
・よく噛んで食べる

そんななんでもない地味なものが「普通の養生」だっていいます。

私も、この期間にちょっとスピ的な方にみてもらったことがあるのですが。
「エネルギーが落ちているから2・3ヶ月エネルギーを貯めることに注力しましょう」みたいなことを言われたんですよ。

で、なにをすればいいかって聞いたら。
腹式呼吸だっていうんですよ。

え?
もっとなんかないの?
こう。エネルギー貯めてますよみたいなバーンと効果的な手法ないの?!って思ったんですけど。
深呼吸なんですって。

で、まあ「養生」みたいなことかなって思って、この本に辿り着いたわけですけど。

この本の中にも「3ヶ月」で心も体も変身するって書かれていたんですよ!
おお!シンクロ!って思いましたよね。

大きな不調があった時でも、最低3ヶ月は体を大事にしておくと、またすぐにしんどくなってしまうみたいなことが防げるって書かれていて。
なるほど、3ヶ月ねぇ。

まあ、私みたいになんというかわからないけど、軽く不調みたいな人は3ヶ月を目安に体を大事にすると回復していくのかもしれないですね。
その軽い不調を積み重ねた結果、重病になっちゃうともっと時間もかかるのかもしれませんね。だからこそ普段からの養生が大事なのかも。

こういう養生系って、20代30代の時も見てたり取り入れてたりしてたんですけど
いまいちピンとこなかったんですよね。
それって若いからなんでしょうね。
今の方がしみじみと「いやー、大切だわ。養生」って染みて理解できている気がします(笑)

たぶんこの先50代60代になるにつれ、もっと染みていくのではないかなと思います(笑)

子供の寝相はやわらかい証

若さの話で、この本にも書かれていたことで
最近体験したから「そうそうそう!」って思ったことが
子供の寝相の話です。

誰でも子供の頃は「眠っても疲れが取れない」なんて悩みは全くなかったはず。
これには理由があるんです。
子供って、たいてい寝相が悪いですよね。
この「寝相の悪さ」こそが、子供の底なしの元気の理由の一つです。

というのも、子供は「気」が充実しているので、体が柔らかく脱力するのが上手です、布団に寝転がったと思ったら、もう次の瞬間にはダラっとして、全身から力が抜けている。
そして体から力が抜けているから、寝返りを打つのも上手。少しでも体に異変を感じたら、そのたびにコロコロと寝返りを打って、自在に姿勢を変えられるんです。
だから、朝起きた時に疲れがすっきり取れているというわけなんです。

って書かれていて。
たしかに!と思ったわけです。

先日甥っ子ちゃんたちと寝ていて、1歳半の弟くんがめちゃめちゃ動き回るんですよ。
泳いでいるのかな?っていうレベルで布団の上を縦横無尽にコロコロコロコロ動き回る(笑)

ママの体を超えようとするも越えられず、足元の方までコロコロ転がっていき、壁と布団の隙間に収まってみたり、抜け出してみたりと。
めっちゃ動くじゃん、と観察してました(笑)

なぜ観察しているかというと、夜中に私の方にも迫ってきて、布団から追いやられそうになっていたので起きて防御して眺めていました(笑)

小4のお兄ちゃんの方はもうずいぶんおとなしくその場所で眠っていましたね。

そんなお子達の寝相とはうらはらに40代の私の睡眠姿勢はというと
微動だにしていないんです(たぶん)

睡眠アプリで時々計測するんですね。
どういうアプリかっていうと、人の体動を感知し、眠りの浅いタイミングでアラームを鳴らすことで快適に目覚められる。
っていうアプリで、「人の体動を感知」してるんですよ。

で、私、寝つきが悪いので最初の1時間2時間「覚醒」の位置にいるんですが。
その後、ストーンと眠りに落ちて、微動だにせず
「体動があまり検知されませんでした」って言われることがあったんですよね。

で、朝起きて、夜の間体動いてないからかっちかちに固まってるってことがしょっちゅうだったりするんですよ。

これが過緊張かぁ・・・。と、中医学の先生に言われた単語と自分の体の状態が結びついた瞬間でした。

最近はベッドに入る前に体を揺らして、力を抜くようにしています。効果があるのかはわかりませんが。
またこの本で「眠る前の手当て」を紹介していたので、それも取り入れる様になりました。

お腹(へそ下)に手当てをして緩める。というものなんですけどね。

私はあずきカイロを持っているので、覚えている日は、あずきカイロを温めてベッドに入り、お腹(へそ下)に当てたりしています。
なんかとろ〜っと眠くなる感じがするので、けっこう効果あるんじゃないかなと思っています。

これも「手を当てるだけ?」って思われるかもしれませんが
この本に「刺激は「強く」より「弱く」」って書かれています。

しんどいときこそ、努めて弱い刺激を

刺激が強い方が変化がわかりやすいけど、「強い刺激」というのは大きな波を起こします。
でも、気が消耗している状態では、その波自体に大きく翻弄されてしまいます。
「しんどいときこそ、努めて弱い刺激を」

っていうことで、ツボを揉む・押すなんて動作ありますけど
さするだけでも効果があるというんですね。

たしかに、他の本で腕をさするという方法が載っていて、時々やるんです。
上腕の内側に反対の手を置いて、肘の裏側あたりから手首までをすーっと撫でるっていう動作をするんです。
ゆっくり何回か撫でていると、なんだか心が安らいでくるんですよね。

だいたいこのイラストみたいな感じですけれど、
さすられている右腕の方は手のひらを天井に向けて腕の内側をさするといった感じです。
パソコン作業の多い私としては、右腕がけっこう張っているので、この動作はすごく些細な刺激だけど、そこはかとなく心地いいんですよね。

たぶんそういう弱い刺激がいいよ、ってことをこの著者さんは言われているんじゃないかなと思うんですね。

養うための運動

そして養生の基本は「温めること(温めすぎないこと)」「眠ること」ときて
「動くこと」についても書かれています。

運動と聞くと、うへぇと思うのですが(笑)
ここでも優しいです。

運動には、「鍛えるための運動」と「養うための運動」がある。
疲れた時ほど歩くのがよい。

と書かれています。
「歩き養生」です。

思えば中医学の先生にも「運動といえば犬の散歩くらいですかね」と答えた時に
「犬の散歩!いいじゃないですか!」と褒められたので、散歩程度のことからはじめるのってたぶんいいんだと思います。

基本的に私歩くことは嫌いじゃないので、会社勤めの時も2・3駅分は歩いてましたしね。
朝からそうやって歩く方が頭が働いたから毎日の習慣にしてたんですよ。
帰りは少しでも早く帰りたかったので、電車で帰ってましたけどね(笑)
日が落ちてから動くの嫌いなんですw

季節によっても養生があるようです。
春この時期は動き出す時期だから散歩やウォーキングがいいみたいですね。

しかし花粉や黄砂があるから難しい日もありますけどね。

我々の体の境界線

あとね、私たちの体には「衛気(えき)」と呼ばれる、体の表面を覆っているバリアみたいな働きをする気があるみたいです。
地球にオゾン層があって、外からの刺激を和らげてくれるように
「衛気(えき)」は自然からの影響を少し薄めて、私たちにちょうどよくなるように調整してくれているんだそうです。

この衛気のバリアが弱まると、外からの影響をもろに受けてしまうんだそうです。
どんな時に「衛気が弱まるかというと日常生活の不養生をしているとき、なんですって。
免疫とかと同じ考え方なんでしょうね。

だから結局、食・睡眠・運動が大事ということですね。

つい最近、体からトルエンなどの化学物質が排出されてしまって、自分のせいで他人にアレルギー反応が出てしまうっていうショート動画を見ました。
世界仰天ニュースで昔やってたみたいですね。

あれは悪く出てしまった例でしょうけど。

目視できる自分の体の境界よりちょっと先のところまで「自分」が影響を受けたり及ぼしたりする領域があるんでしょうね。

人の体は背中が陽(表側)で、お腹が陰(裏側)

ということで、最近は

・体を揺らし、意識して緊張を解いて
・首や腕や腰を回し
・首や腕や腰をさすり
・深呼吸をして
・わんこの散歩にいそしんでいます

そうそう。
朝起きたら陽の光を浴びる、ってよく言われることですけど。
この本によると、背中に太陽の光を浴びるといいらしいですよ。

人の体は背中が陽(表側)で、お腹が陰(裏側)なんですって。
だから背中側を温めることで、より積極的に陽気を養うことができるそうです。

朝起きたらベランダにでて、背中に朝日を浴びながら、腕をぐるぐる回して深呼吸をしてます。

私ってば、なんだか健康的ですよね(笑)

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