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2023大河初回を見て、徳川美術館へ行ってみた

2023年の大河ドラマはじまりましたね

三谷大河の翌年は離脱率の高い私なので(燃え尽き症候群?)
心配してたんですが、すべり出しは上々。
さすが古沢良太さん!
(どこから目線?←それが私の通常運転)

初回から引き込まれました。
これはおもしろいやつでは?
(いや、おもしろくないなぁと思って脱落したものも「見ればよかった」と思ってる人間なので、そんな序盤で見極められる目は持ち合わせておりませんがね)

鎌倉殿が終わって日曜21時のTwitter巡回もおしまいかぁ。
さみしいなぁ、なんて思ってましたが。
なんのなんのめちゃめちゃ巡回してました!
(なんなら火曜のドラマ10の後も)

そこで見つけた徳川美術館の喫茶室で提供されてる「竹千代」と名付けられた甘味!
これは食べたい♪

ということで、よく晴れた日にお出かけしてきましたよ。

徳川美術館で尾張徳川家由来の名品の数々を堪能する

さあ、尾張徳川家の「黒門」をくぐり美術館へ

徳川美術館は、御三家筆頭の尾張徳川家に受け継がれてきた宝物の数々を所蔵し公開している美術館です。
19代当主徳川義親が大名文化を後世に伝えることを目的として、昭和10年(1935)に名古屋に開館しました。

所蔵品は大名家伝来家宝のコレクションとして日本最大規模で、徳川家ゆかりのお姫様たちの遊び道具や嫁入り道具なんかも所蔵されています。

今は企画展として「徳川文房博」をやっています。
正直、文房具といわれても…という感じでピンとはこなかったのですが、常設品とかもみたいしね、ってことで。
いってみました!

・武家のシンボル ー武具・刀剣ー
・大名の数寄 ー茶の湯ー
・大名の室礼 ー書院飾りー
・武家の式楽 ー能ー
・大名の雅 ー奥道具ー

↑ここまでが企画展示ではないものたち。

武具や刀剣も見事だったし。
お茶道具も素敵でしたね。
まあ、正直わからないんですけどね。
茶道とかをやっている方なら、もっと楽しいんだろうなぁと思って眺めていきます。

大名の室礼や後の文房具もそうなんですが、やっぱり大陸のものがよいっていう感じで展示されているんですよねぇ。

でも、まあ今も同じかぁと思いながら眺めていました。

iPhone片手にメモや記録や検索をして
YouTubeで「海外のリアルな暮らし」なんかを見ることもあったりするわけですもんね。
それと同じで「こういったもの着ているのね」とか「この動物は大陸にもいるのね」とか「えー、もっと異国の暮らしを見たいわ」とか言いながら眺めたのかな、って思う絵があったり。

文房博では筆・墨・硯など、当時の貴重な品が並べられてました。
こっちの方が大陸の物が多かった印象でしたね。
墨とかの質が良かったんでしょうね。

筆を置くための道具とか、墨をする時に使う水差しとかそんなのひとつ取ってもなんだかすごい美術品なのですよ(語彙力)

今だったや水差しとか100均だよな。
と思いながら素晴らしい美術品を見て回りましたよ。

紙を用意して、筆を用意して、文字ひとつ書くにもすごい時間かけて丁寧に書いたんだろうなぁ、ということが伺えました。

現代に至って
インクが出やすいペンを!
滲まないペンを!
裏写りしないペンを!
ボールペンだけど消したい!

てゆーかデジタル便利!

とはいえやっぱ紙が好き!

みたいな(笑)
いろんな選択肢があって、すぐに手に入るとこに大量にあって、昔でいったら姫様のような生活ですよね。

姫様といえば
一昔前、農作業している層の人間がお姫様をみると「しろくてきれいだぁ〜」みたいなことを言ったらしいですが。

本当に実際そうだったんでしょうね。
農作業をしているおんなたちが肌の手入れなんてそんなにしなかったと思うので。
(現代にもいる自然派を徹底して生活している人たちで浅黒い肌の方っていると思うのですが、ああいう感じだったはずっていうのをどこかで読んで。なるほど。と思いましたね)

そういう生活の人たちが、肌のお手入れにも気をつけている上流階級の女をみたらそりゃ、「玉の肌」とか「白い肌」とか言ってうっとりしますよね。

そういうことを考えると、本当に現代日本を生きる私たちはお姫様のような生活を送れているわけで、ありがたい時代だなぁ、と思うわけです。

源氏物語絵巻は今は出番ではなく、コピー品が展示されていました。貴重すぎて「今やってるよ!」っていう時しか見られないんですよね。

むかーし。一度見にいきましたけど、なんせ「あさきゆめみし」から日本史好きになったといっても過言ではない私なので、源氏物語絵巻が見れる!しかも名古屋で!って知ったらいきますよね。

現存最古の絵巻はほんの一部なんですよ。
全部で19面。内15面が徳川美術館、4面が東京の五島美術館にいあるそうです。

ほとんどが徳川美術館にあるんですね。

いや、でもこれも知識必要ですよ。
古いものだから、絵もやっぱり色が掠れてきているし、
そもそもその場面がなんだかわからないし。
ってなると楽しみ方がわからないんですよね。

なので、あらかじめこの場面は玉鬘邸なんだとか、これは宇治の中君なんだって分かってから見た方が楽しいです。

現存してるのが後半の場面のものばかりなんですよね。
それがまたちょっと萌えたりないというか。

やっぱり前半がおもしろいじゃないですか。
(人生の円熟みが足りないのを露呈してる発言🤣)

前半じゃないから、「柏木とか言われても…」ってなっちゃうんですよね。

多分、この絵巻物を手に入れた当時のお姫様たちも前半の方が楽しかったんだと思うんですよ。
で、繰り返し呼んだのが前半で、後半あんまり読んでなくて蔵の中に保管したままだったから綺麗に残ってるのでは?
と勝手に思ってます(笑)

幼少期の家康公のピュアさを透明ゼリーで表現した甘味をいただく

そしてそして!
今回の目的「竹千代」

源氏物語ゾーンを抜けるとちょっとしたカフェスペースがあるんですね。
そこでいただいてきました。

「幼少期の家康公を、透明ゼリーで表現している」とのことで

竹千代透明ゼリーがぷるぷるでなかなかつかまらなくって
でも、形も崩れなくて。
なるほどこれが信長の愛した白うさぎ。
ピュアだが、一筋縄ではいかないとこを表してる…

って思いを馳せながらいただきました(笑)

添えてあるうさぎ守りはミュージアムショップで買ったものです。
絶対、初回放送がなかったら買わなかったやつ(笑)

でも「待ってろよ、竹千代。俺の白兎」を表現したいじゃないですか。ねぇ?(笑)

ちなみに徳川家康公が実際に来ていた羽織の復元品。
黄金色地葵紋波兎文辻ケ花染羽織(復元)
も徳川美術館にあるらしく、そのうち公開するらしいですよ。

https://twitter.com/tokubi_nagoya/status/1612064706478632966?s=20&t=3XwAAsw1cJZ01n45oocQ5g

今年は家康。
来年は紫式部と、2年続けて徳川美術館は企画打ち放題ですよね!

この2年で何回か通いそうです。

2月3月は尾張徳川家の奥方様たちの雛人形がずらりとならぶ徳川美術館最推し(たぶん)の時期なのでまた行きたいと思います✨

都会に広がる情緒あふれる日本庭園、徳川園でリフレッシュ

そして美術品の良さのわかる文化人風を装ってちょっと気疲れしたので、外の空気を吸ってリフレッシュしたいと思います。

徳川美術館はお隣に庭園もあります。
もともとが尾張徳川家の邸宅なのでそのお庭ということですね。

当時の敷地は約13万坪(約44ha)の広大さで、庭園ないの泉水には16艇の船を浮かべたと言われています。
ちょっとイメージできないですね。。。

入場してすぐある橋で水場を渡り、庭園に入ります。
入り口が高めの位置にあるので、順路に従って下に降りていきます。
降りた先にはこの庭園のメインとなる池が広がります。
「龍仙湖」と名付けられたこの池は、海に見立てた水面の周りに見所を配置する池泉回遊式庭園となっていて、地下水を水源としています。

黒松を背にして浮かぶ島々、巨石にかかるもみじ、水際を渡る飛び石、突き出す砂嘴(さし)、船小屋のある渡し場などをめぐりながら楽しむことができます。

奥まで歩いていくとベンチがあって、ちょうどそこが日が当たっていてポカポカしていたのでいったんくつろぎます。
目の前に龍仙湖が広がってて、絶好のぼんやりすぽっとです。

めちゃめちゃ天気のいい日に行きましたが、さすがに1月。
そんなにぼんやりできるほどの気候ではなかったので、ほどほどにして移動します(笑)
でも、いい気候の時だったらいくらでも座っていられそうな雰囲気でした。

わざわざ混んでいる京都に行かなくても、京都で味わえる雰囲気を楽しめますよ。

でもまぁ、そんな京都でもわりと空いてるスポットを探してたりはするんですけどね(笑)←ぼーっとすることの達人と呼んでくださいw

京都で言うと私のお気に入り「渉成園」のお庭の雰囲気と似ていました。
渉成園もね、京都駅からすぐ近くなのにけっこう穴場スポットで、お庭を眺めながらぼーっとできる素敵な庭園ですよ。
ぜひ、京都観光の際に行ってみてください。

でも本当、京都以外の地方にも探せばこういう庭園はいろいろあるんでしょうね。
名古屋で言うと興正寺なんかもいい場所ですもんね。

さあ、そして徳川園の奥まで歩くと、1月のこの時期はわら囲いを施した「冬牡丹」が庭園を彩っています。
龍仙湖の周りにいっぱいありましたよー。
冬の寒い時期でもいろどり豊かで見応えがありました。
それぞれがちっちゃいおうちに入ってるみたいで可愛かったです。

空間が味わい深い蘇山荘で暖をとる


さあ、庭園で少し冷えたので最後にコーヒーでもいただいて帰ろうかな、と庭園出てすぐのところにある蘇山荘に入りました。

すごくいい雰囲気です。
近代和風建築の建物で、おちついた日本庭園を眺めながらくつろぐことができます。
好きな雰囲気。

公式HPより

軽くコーヒーだけ、のつもりだったのですが
「せっかくだし」という気持ちになって
和菓子付きの煎茶をいただくことにしました。

そこで出てきた和菓子がこれだったものだから
脳内で「白うさぎぃぃぃぃぃぃい!」と叫んでました(笑)

干支ですよね。
落ち着け、私w

アクセス

駐車場82台(25分毎100円 当日最大1,000円(23:00まで))
JR大曽根駅から徒歩10分
地下鉄大曽根駅から徒歩15分
桜通線「車道」駅から徒歩15分

名古屋駅・栄駅からバス、という手もありますよ。

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