BOOK

最古の歴史書「古事記」をキャラ萌えしながら読む本

ずっと興味はあったものの読もうとしてもすぐに断念してしまうものに「古事記」がありました。

古事記は時々、「日本人なんだし、簡略版でいいから一度は読んでみたい」と手を出すんですが、最後まで読み切ったことがない代物。
古事記は日本の成り立ちが描かれている本です。
できれば日本人は読んだ方がいいような気がする本です。

日本人に日本への愛国心のようなものが足りないのは成り立ちを勉強していないからだとか言われたりしますが、そんな難しいことはど返しにしてとりあえずこれ読んでみない?
っていう本があります。

それがこちらの本です。

この本おもしろい!
(あ、でもこの本は古事記上・中・下の上の部分だけです。
神話の部分だけね。続きも出ないかな〜)

そうだと思ってたんだよー。
古事記ってくだらなくて
しょーもない神様たちが
すごい原始的な感情をふりまく
おもしろ物語だと思ってたんだよー。

っていうのをライトに確認できる本です。

そういう仕上がりになってます。
これ作った人天才!

あとがきから作者のほとばしる熱量を読み取る

あとがきを抜き書きさせてもらうと。

駅前の本屋さんで簡単そうな入門書を買ったのが、出会いのキッカケです。
それがねぇ・・・まさかこんなにズッポリとハマるとは!!
だって面白くないですか?古事記!!
1300年以上も前の日本人が国家のプロジェクトで
真剣にあんな下ネタまみれのアホみたいな書物を作ったって考えたら(失礼)
もぅ、愛おしくて愛おしくて!!

ラノベ古事記 あとがきより


ほんとそう!
国家のプロジェクトでアホみたいな書物!
読んだことはなくてもうっすらしってる私みたいな人も多いかと思いますが
お察しの通り下ネタまみれですよ(笑)

でも、古事記の解説書など素晴らしい本を出版できるレベルの先生って、
とっても頭のイイ、すごい方々ばかりじゃないですか・・・(中略)・・・
散々、古事記の関連書を読み漁った私はある日、ひとつの結論に辿り着いてしまったのです。

先生方は『萌え』というものを全くわかっとらん。(真顔)

ラノベ古事記 あとがきより


ウケるー!

そのうち市販の古事記本では満足できない身体になってしまい、
「誰か…ねぇ、誰か聞いて…古事記ってすごく萌えるの。
びっくりするくらい萌えるの。あれは日本最古の歴史書であるとともに
日本最古のラノベなのっ!!!」

ラノベ古事記 あとがきより


という溢れ出した気持ちを表現すべくブログを作ったらしいのですが
はじめた当初はこんなドキドキの気持ちだったそうな。

「ああ。ついにやってしまった・・・いつか天武(古事記の編纂を命じた人)に呪い殺される。でも天武にだったら呪い殺されてもいい」

ラノベ古事記 あとがきより

∵ゞ(≧ε≦o)ぶぶっ!

このセンスの人が書いてる本ですよ?
おもしろくないわけがない。

古事記なんてそもそもきょーみないって人には
どんなにおもしろかろうが楽しくないと思いますが。

ちょっと興味ある。
でも、難しそうで・・・。

って思ってる人は。
この本、おすすめです。


分厚いですけどすぐ読めます。

本になってるけど、サイトもあるんですよ。
こっちでも十分みられる。

古事記を現代語訳っていうかラノベ風にしてみた

けど、本にするにあたってちゃんと
文章にしてるんですよね。

サイトはサイトらしく。
本は本らしく仕上がってると思います。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)