ここのところ、(とくにコロナ禍に入ってから)、集中力がなくなったなぁ、脳の機能が衰えてきてるなぁ、と思って「スマホ脳」を読んだり数独をやったりしていたんですよ。
断続的に集中力関係や脳関係の本を読んでいるので、YouTubeでも時々おすすめに上がってきて、先日この動画をなんとなく見たんですね。
脳科学者の茂木健一郎さんが「ストレスに勝つメンタルモンスターになろう!」ってことをお話ししてくれているんですが、この内容が興味深かったんです。
脳の衰えを感じる日々
前頭葉を鍛えることでストレスに打ち勝てるということを提唱されているんですが、
前頭葉の働きというのには主にこういうこと↓があるみたいなんですね。
①いま目の前のことに注意を向ける
②解釈する。意味を考える
③感情の制御をする(怒りを抑えるなど)
これを言われたときに、「まさに!」と思いまして😅
目の前のことに集中する力が格段に衰えていて、やろうと思っていることがあっても、ちょっとやってはスマホに手を伸ばし。
ちょっとやっては、SNS開いて、みたいな感じでぜんぜん集中できないんですよ。
そして何かを解釈したり意味づけする能力も衰えてきている感じがするんです。
私、2011年から10年間ほどずっとブログを書いていたんですね。
日常生活の中であったこと、誰かとの会話の中での気づきなんていうものを文章にしていたんですが、それって「あるできごと」を解釈して意味づけして、他人に伝わる文章にするっていう過程をあたりまえのようにやっていたということになると思うんです。
でも、それをぱたっとやめてしまった。
(燃え尽きというか、諸事情というか、まあメンタルが続かなくなったんでしょうね😅)
それをやめたと同時にコロナ禍に入って、極端に人と会わなくなった。
人と会わなくなったことで会話(雑談)もしなくなった。
どんどん「意味づけ」「解釈」の作業から離れていっていたんです。
2年くらい作文作業から離れていただけで、もうどう書いたらいいか分からなくなってしまっていたんですね。
人にわかるようにしよう、伝わる文章が書きたい、そんなふうに思ったら余計にどう構成したらいいか分からなくなって、指が止まる。
そんな状況になってしまったんです。
そして感情の制御についても心当たりがあるんです。
すごくイライラしやすくなっているなと感じるんです。
もともと自分のことをあまり怒らないタイプの人間だと思っていたのですが、ここ最近ちょっとしたことでイライラしてしまう。
お店の店員さんとの意思疎通のズレが生じたときとか
高齢の父親との会話が嚙み合わないときとか
ほんのちょっとしたことでイラっとしてしまうことがでてきました。
今のところ、お店で店員さんに怒鳴りつける人とまではいっていないのですが、このまま前頭葉を衰えさせ続けたら、もしかして自分もいつか「キレる老人」になってしまうのでは?と危機感を持つ程度には苛立ちが湧いてきてしまっているんです。
いちおうすぐに口に出したり、当たったりすることのないよう、ぐっと抑え込むんですが
(抑え込めているということは前頭葉が働いている!…と思いたい😭)
けっこうその怒りに近い苛立ちを自分の中で引きずって、「どうやって言えばいいのか」「どうして私が我慢しなければいけないのか」などと悶々と考えて、夜寝つきが悪くなったりするということが起こったりもしているんです。
もうこれは脳か心かのどちらかが不健康のサインを出しているよな。と、うすうす感じているのですが、どうしたらいいものかと思ってここ最近、脳の働きを上げる系の情報を集めているんです。
実は怒りが出やすくなったきっかけっていうのがあるな、というのもちょっと心当たりがありまして…
私、いわゆる「怒らせると怖い」タイプなんですね😱笑
これ、私自身が思っているだけでなく、周りにいる人から折に触れて言われますし、職場などの環境が変わっても、変わった先々で馴染んでくると、ふとしたときに言われるので、「まあ、そうなんだろうな」と自覚している性格ではあるんですね。
冷静に状況を見極め
もの静かで
でも、正論で刺してくる
そういう感じ。
こういう感じの性質をうらやましく思われる方もいてくれるとは思うのですが
私自身は、ほんとこの「正論グセ」なんとかしたほうがいいと思うときもあって、ある意味コンプレックスでもある部分ではあるんです。
(いや、でもなんだかんだ好きなんですけどね、こういう性格の自分が(爆))
一応、なんとかしたほうがいい、とは思ってるので
そうそう頻繁に正論で相手を制したりはしないようにしている(はず)なんですが
そうやって抑制しているからか、「ここは譲れない!」って思ってしまうと、本当に相手を完膚なきまでに叩きのめすことがあるというか。。。
でも、後から考えても言わないわけにはいかなかったって思うからどうしようもなかったっていうのが、私の主張ではあるんですが、どうしても時々…4年に一度くらいの頻度で大爆発が起こるっていう…(オリンピックか)
最後に大爆発したのがコロナ禍に突入する直前、ダイヤモンドプリンセス号がどうのとか言い出す前くらいだったんですけど。
その爆発でタガが外れたという感じがするんですよ。
私の中で「怒り」のストッパーというタガが緩くなった感じがしていて、ちょっとしたことですぐイライラする。
自分の思い通りにならないことが起こると、「はぁ😮💨」ってなっちゃうっていう状態になってきていて。
本当に、このまま前頭葉を甘やかし続けるとマジでやばいなと思って、前頭葉トレーニングの本を手に取ったわけです。
「最強メンタルをつくる前頭葉トレーニング」
そうしたらこの本の中にはこんな文章が書かれてます。
「キレやすい」若者が増えた、「キレる」老人が増えた。
「最強メンタルをつくる前頭葉トレーニング」より
昔から若者がキレやすいのは、前頭葉の未発達がその理由ですし、お年寄りの場合は、脳の萎縮が進んだ結果、前頭葉がうまく機能しなくなってきたからと説明することができます。
これを読んで、私の心当たりが的中していて、私にとって必要な本だとあらためて思いましたね。
茂木さんの本がkindle unlimitedで読めたのでこちらを読みました。
(unlimitedほんと本をたくさん読みたい人にはありがたいシステムだよね)
こちらの本は、まさに冒頭で紹介したYouTubeの内容の書籍ですね。
「最強メンタルをつくる前頭葉トレーニング」
狩猟採集時代からヒトというものは、動物的に生存率を上げるために新しいものとか異質なものを嫌ってきました。
見たことない食べ物は毒があるかもしれないから食べないほうが生存率が上がるし。
足を踏み入れたことがない未開の地はどんな危険が潜んでいるか分からないから、足を踏み入れないほうが生存率が上がる。
本来的にヒトは変化を嫌い、「同じ毎日」でいようとする生き物ではあるけれど
このスピード社会。安穏としていたらあると思っていたチーズが消えてしまうことだってある。
この数十年で覇権を握ったGAFAMだって、うっすら翳りが見えていますよね。
そんなめまぐるしい勢いで変化していく現代社会を生き残るためにはメンタルモンスターになる必要がある。
そしてメンタルモンスターには誰でもなれる!
という本です。
どうやったらメンタルモンスターになれるか
①少し難しめなハードルを課す
・ちょっと難しめの本を読む
・ちょっとややこしい課題にチャレンジする
・雑音(ノイズ)のあるところで課題をする
②便利なものを使わない
・グーグルマップを使わずに旅をする。
③腸内環境を整える
・発酵食品、食物繊維、オリゴ糖を多く含むものを摂取する
・「メンタルの調子が悪いな」と感じるときは、暖かいものを摂る
④ほんの少しの違和感を取り入れる
・「苦手だな」と思う人と接してみる
⑤メンタルに効くスポーツは「ランニング」
・ランニングしていると思考が止まる時間がある。
やっぱり脳には運動
うん、分かっていたんです。
体を動かしましょう。
って書いてあって。
運動かーーーーー😣ってなったんですよね。
・毎回最低30分、週に2・3回。
・有酸素運動。
それを受けて、YouTubeでエアロビを時々やってるんですけどね。
30分は続かない(なさけない(泣))
そして週2・3回もできない(なさけない(泣))
でも、茂木さんが「ゼロよりは1がいい」って言ってくれてちょっと救われました。
三日坊主でも、身にならなくても、なにもやらなかったよりはやったほうがいい。
三日坊主を何度も続けることができれば、それが「やりぬく力」につながる
そう言ってくれてたので、思い立った時にエアロビをまたやり
そして、朝のウォーキングから始めたいと思います。
まずは一回でも。
そして調子がよければ、「そこの電信柱まで」って感じで走ってみたいと思います。
前に資格試験を勉強していた時に、試験前の一ケ月間だけ冬の早朝にウォーキングしてたんですよね。
試験が終わったとたんやめちゃいましたけど(爆)
できなくはないはず!
三日坊主になってもいいからまずははじめの一歩。
脳のためにウォーキング(時々ラン)を始めたいと思います。
書くこともまた脳トレ
そしてブログも再開しようと思って、前から立ち上げてはいたものの「何を書いたら…?」ってなっていたこの場所を動かすことにしました。WordPressのブログって私の中で勝手に「ちゃんと書かなくちゃいけない」って思いこみすぎてたんですよね。
どこのだれか分からない「日記」や「所感」なんて読みたくないよ。
ちゃんと「情報」をお届けしなくては…!と思いこみすぎて
どう書いたらいいか分からなくなっていたんです。
「人の目を気にすると書けなくなる」
「人に読ませないつもりで書こう」と「書き方」を教えてくれたのはいしかわゆきさんの「書く習慣」
(こちらもめちゃめちゃよかったので、そのうち記事化しますね)
「人に読ませられるちゃんとした文章を」と思うから、手が止まってしまうんですよね。
自分の思いをただ連ねるだけなら、今までだってずっとできてたはずなんです。
その心構えで書いていこうと思っています。
これもまた脳のため(笑)
自分の脳のため、と思ったら断続的にでも続けられそうな気がするんですよ。
書き始めたら、これだけの文量書けたわけですしね。
当面はここのブログは読んだ本の趣旨とそこから私が思ったことを、自由に書き散らしていく場所にしていこうと思っています。